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フラワーハウス K

冬の花

ポインセチア

<h4 id=Poinsettia>ポインセチア</h4>
 
トウダイグサ科
学名:Euphorbia pulcherrima
用途:鉢植え

メキシコを中心として、中央アメリカに分布する熱帯性の低木。
自生地では3m~5mの大きさに達します。
日本には明治時代中頃に入ってきました。

ポインセチアの名前は、1825年にこの植物をメキシコで発見してアメリカに導入した駐メキシコ米大使のポインセットに由来するそうです。

派手に色づいた花びらに見える部分は、実は葉っぱ(苞葉)です。本当の花は茎の頂点に付く『つぶつぶ』で、花びらは持ちません。

日の長さや気温などの条件が揃うと、茎の先端に花をつけて、葉っぱ(苞葉)が色づきます。
苞葉は赤く色づくものがスタンダートですが、白・クリーム色・赤と白のマーブル模様・紫など、品種改良により様々な色彩のポインセチアがあります。
また苞葉の形もカールしたり、縮れたり、ユニークな形のものもあります。

茎や葉を傷つけると乳白色の汁が出ます。

アメリカで20世紀前半に改良が始まり、ノルウェーやドイツでも育種が進み、現在でも新しい品種が生み出されています。
色や形、大きさだけでなく、落葉しにくい、茎が折れにくいなどの特徴を持った品種もあります。

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シクラメン

<h4 id=Cyclamen>シクラメン</h4>
 
サクラソウ科
学名:Cyclamen
用途:鉢植え

シクラメンの仲間は地中海沿岸を~小アジアにかけて十数種類が分布します。
一般に鉢花として栽培されているのは、シクラメン・ペルシカム〔C. persicum〕(以下、ペルシカム)から改良された品種で、単に「シクラメン」と言うとそれらを指すことが多いようです。

地中から地際に球根(地下茎が肥大した塊茎~かいけい~)を持ちます。球根は球茎を上下に少し押しつぶしたような形です。
葉はハート型で縁に細かなギザギザが入り、銀白色の模様が入ります。
球根から花茎を伸ばし、その先端に1輪の花を咲かせます。花びらは反り返ります。

【18世紀】
ペルシカムはトルコのキプロス島からイギリスに導入され、栽培が始まりました。
それから、野生種とは異なる花色のものが作られました。
花の大きさ自体は小さいままでした。

【19世紀後半】
現在のシクラメンの元となる大輪の品種が次々と作られました。
代表的な品種に「ギガンテウム」「ユニバースム」などがありますが、残念ながらこれらの品種は現存しないそうです。

【20世紀初頭】
それまで存在しなかった赤色やサーモンピンクのシクラメンができました。
縁が細かく波打つフリンジ咲きの「ヴィクトリア」はこの頃作られました。繊細かつ豪華な雰囲気を持つ花で、現在まで栽培されています。
これ以外にも当時作出された品種の多くが現在でも栽培されています。

【1960年】
オランダでパステルカラーの品種群「バッハ」「ハイドン」「シューベルト」などが作られて、日本でも鉢花向きに広く普及しています。

ミニシクラメンは、ペルシカムに他の園芸品種を掛け合わせてつくられた小型の品種で、様々な系統があります。

ガーデンシクラメンは、ミニシクラメンの中から耐寒性の強いものを選んで育種された品種です。ベランダや屋外でも冬越しできるので、春の草花の寄せ植えなどに利用されています。

また、八重咲きや芳香性の品種もあります。

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バラ

<h4 id=Rosa>バラ</h4>
バラ科バラ属
学名: Rosa
用途:鉢植え・露地植え・切り花

バラ属は、灌木、低木、または木本性のつる植物ですが、葉や茎に棘を持つものが多いです。
葉は『1回奇数羽状複葉』。
花は、5枚の花びら(大部分が八重咲き)~と多数の雄しべを持っています。

【花弁の数】
 一重 1~5枚
 二重 6~10枚
 半八重 10枚以上
 八重 20枚以上

北半球の温帯域に広く自生します。
チベット周辺、中国の雲南省からミャンマーにかけてが主産地で、ここから中近東~ヨーロッパ、また極東~北アメリカへと伝播しました。
南半球にはバラは自生しません。

鑑賞用として栽培されることが多いですが、「ダマスクローズ(Damask rose)」の花弁から精油を抽出した『ローズオイル(Rose oil)』のように、香水の原料やアロマセラピーに用いられる品種もあります。

花弁を蒸留して得られる液体『ローズウォーター(rose water)』は、中東やインドなどでデザートの香り付けに用いられます。

また乾燥した花弁は、ガラムマサラに調合したり、ペルシャ料理では薬味として用いられたりします。
日本では、農薬のかかっていない花弁を『エディブル・フラワー(食べるお花)』として生食したり、花びらや実を『ジャム』や『砂糖漬け』に加工したり、乾燥させて『ハーブティー』として飲用されたりします。

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水仙

<h4 id=Narcissus>水仙</h4>
 
ヒガンバナ科
学名:Narcissus
用途:鉢植え・露地植え

耐寒性の秋植え球根で、1本の茎に1つの花をつけるタイプや、房咲きになるタイプなどがあります。
ニホンスイセンは房咲きのタイプです。
強い香りがあり、3cmくらいの小さな花をたくさんつけます。

春を告げる草花として古くから親しまれています。
秋に球根を植え付けて、春に花を楽しむ「秋植え球根植物」として扱われます。

スイセンの仲間はおよそ30種の野生種があり、スペイン、ポルトガルから北アフリカなど地中海沿岸に分布します。
単に「スイセン」というと、古来より日本で野生化しているニホンズイセンを指すことが多かったのですが、今では他の種や園芸品種もひっくるめたスイセン属の総称として使われています。

【取扱の注意点】
全草に毒性があり、嘔吐や皮膚炎の症状が知られています。
葉っぱがニラ、球根がタマネギと間違えられて食中毒を起こすケースがよく見られます。
畑などややこしい場所に植えないようにしましょう。

球根は『鱗茎』と呼ばれる形で、断面はタマネギのようです。大きさは種によって異なります。
球根から帯や線状の細長い葉っぱを数枚出します。
球根の中心から花茎を伸ばして、その先端に1~数輪の花を咲かせます。花茎は10cm~40cmくらいで、たくさんの花を付けるものは「房咲き」と呼ばれます。

開花期は早いもので紅葉の頃、遅いものではサクラの花の咲く頃で、種によって幅があります。
花姿は様々で非常にバラエティーに富みます。基本の花びら数は6枚でそれとは別に「副花冠」と呼ばれる花びらが中心に付きます。副花冠は大きくラッパ状に伸びたり、杯状に広がったりして、スイセンの花の特徴になっています。
花色は黄色、白、オレンジが多いですが、ピンクや緑色もあります。

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アイリス(ジャーマンアイリス)

<h4 id=Iris>アイリス(ジャーマンアイリス)</h4>
 
アヤメ科
学名:Iris germanica
用途:鉢植え・露地植え

ヨーロッパから中近東に欠けて分布する様々なアヤメ類がかけあわさってできた品種です。大元となった種のひとつがイリス・ゲルマニカ(別名:ジャーマン・アイリス)であるとされているので、日本ではジャーマンアイリスやドイツアヤメと呼ばれています。

地際に太い根茎が分岐しながら這うように横に伸びていきます。
葉は平べったくて先端が尖り、色は灰色がかった緑色です。草丈は低い品種で30cm前後、高性種は70cm~1mになります。

開花期は4月下旬~5月で、一本の茎から5個~数10個のつぼみをつけます。

羽成葉は6枚で内側の3枚(内花被)は花心を包むように立ち上がり、外側3枚(外花被)はだらんと垂れ下がります。非常に立体的なボリューム感のある花姿です。

花色は白・黄・ピンク・紫・オレンジ・青・非常に濃い紫(黒く見える)・茶等、とてもカラフルです(赤はありません)。
外花被の付け根にあるヒゲも花びらと異なる色に色づくことが多く、花全体のコントラストがとても面白いです。

冬は茎葉が枯れて、根茎の状態で休眠します。
花壇の他、切花にも向きます。

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チューリップ

<h4 id=Tulipa>チューリップ</h4>
 
ユリ科
学名:Tulipa
用途:鉢植え・露地植え

地中海沿岸~中央アジアにかけておよそ150種が分布しています。
その中の1種、トゥーリパ・ゲスネリアーナ〔T. gesneriana〕から改良された品種が最も親しまれています。

秋植え球根植物の定番で、育てやすく種類もたくさんあるので昔から人気があります。
秋に球根を植え付けて春に花を楽しむのが一般的です。

花色は、赤・白・黄色・紫などがあり、花の形も様々です。
最近では原種(野生種)チューリップにも人気があるようです。

鉢・コンテナ・水栽培・花壇・切り花と用途が広くて色々と楽しめます。 一斉にたくさんの株が花開いたチューリップ畑や花壇は壮観ですよね。

球根は葉っぱが肥大したもので外側が茶色い薄皮で覆われ、「有皮鱗茎」と言います。
タマネギと同じですね。

地際から葉を出して茎は伸びません。
葉の形は先端の尖った長タマゴ型・線形などがあり、筒状に重なった葉の中心部分から花茎を伸ばして、その先端にじょうご形や鐘形で上向きや横向きに花が付きます。

チューリップが日本に紹介されたのは、江戸時代末期、本格的に生産が始まったのは1919年(大正8年)新潟県の新津市小合地区(当時は小合村)とされています。

【品種改良】
違う種同士を掛け合わせてタネをつくり、それを育てて花を咲かせててその中から良質のものを選抜するのが育種の基本です。
タネから花の咲く株になるまで5~6年、さらに商品として球根を増殖するのにも時間がかかります。
また、芽条変異の個体を利用する方法もあります。パロット系などは突然変異で現れた代表的な系統です。

※芽条変異:突然変異の一つで、本来その品種の持つ性質とは違った葉や花が出てくる現象。

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<h4 id=Cerasus>桜</h4>
 
バラ科
学名:Cerasus(Prunus)
用途:鉢植え・露地植え

お花見で有名な落葉樹ですね。
ソメイヨシノが最も広く知られていますが、それ以外にも栽培品種は300種以上があるそうです。
品種を選べば鉢植えでも楽しめます。

サクラの仲間はアジアやヒマラヤに分布します。その中でも花の美しいものは日本を中心とした東アジアに集中しています。
さらに、鑑賞用に栽培されるもののほとんどが日本に自生する野生種、もしくはそれらから生まれた栽培品種です。

日本の野山に自生する野生サクラは8種~10種くらいで、花の咲く時期や形態から6グループに分けられているそうです。

①【ヤマザクラ(山桜)】
本州(宮城より西)・四国・九州に分布します。西日本では一般的なサクラです。
いずれも樹高は大きく、葉の開く時期と開花が同時です。

②【エドヒガン(江戸彼岸)】
本州・四国・九州に分布します。
樹齢が長くて性質が強いのが特長で、日本各地の有名な古木や巨木は本種が多いです。
花はやや小振りで早咲きです。ヤマザクラ・グループに似ていますが花の付け根の筒状部分が壺型になっているので区別できます。

③【マメザクラ(豆桜)】
低木で、葉っぱや花が小振りです。
本州中部の太平洋岸の狭い範囲に分布します。主に山野に自生し、富士山麓に多く見られます。
変異が多いことでも知られます。
変種のキンキマメザクラは北陸から中国地方の日本海沿岸に広く分布します。

④【チョウジザクラ(丁字桜)】
宮城の太平洋側~長野南部~静岡北部にかけて分布します。
萼の筒状部分が大きく、花は小さめでおとなしい雰囲気です。
変種にミヤマチョウジザクラ、オクチョウジザクラなどがあります。ほとんど栽培されません。

⑤【ミヤマザクラ(深山桜)】
北海道~九州に分布します。
開花期は5月~6月と遅めで花色は白、まれに淡い紅色です。あまり栽培されません。
小さな花がまとまってさき、萼が開花時に反り返ります。

⑥【ヒカンザクラ(緋寒桜)】
低木から中高木にばります。
他のサクラとは一線を画した特徴的な花姿で、下向きに咲きます。
中国南部や台湾~東南アジアに分布し、沖縄に野生化した品種が見られます。
若干寒さに弱く、寒冷地での栽培はむずかしいです。
花は大きく開かず下向きに咲き、色は紫紅色です。他のサクラとは少し雰囲気が違います。
花びらはバラバラに散らず、咲いてた形のままボトッと落ちます。
早咲き栽培品種の親としても有名です。
花が大きく開くリュウキュウヒカンザクラは栽培品種とされています。

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【ソメイヨシノ~染井吉野~】
日本で一番多く植えられているサクラの代名詞ともなっている品種です。
花色はごく淡いピンクで、一重咲きです。
エドヒガンとオオシマザクラがルーツとなっているとされます。

毎年、日本の春が楽しみですね。(^_^)

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ストック

アブラナ科
学名:Matthiola incana
用途:鉢植え・露地植え・切り花

南ヨーロッパ原産。
花には芳香があり、切り花としても広く栽培されている草花です。
本来毎年花を咲かせる多年草ですが、日本では秋にタネをまいて春に花を楽しみ、その後枯れる「秋まき一年草」として扱うのが一般的となっています。

草姿から枝分かれしにくい「無分枝系」とよく枝分かれする「分枝系」に分けられます。

※その他、品種が豊富なので、姿や用途から様々な分類の仕方がされます。
葉の姿-------「有毛系」「照葉系」
用途別-----「切り花用」「鉢花用」

それらの組み合わせで「切り花用の分枝系」「矮性の分枝系」などと呼びます。

花色は、赤・紫・紅紫・ピンク・白などがあります。

一重咲きと八重咲きがあり、基本的に八重咲きにはタネができません。
花壇や鉢花には草丈の低い矮性の品種が多く利用されます。

「ストック(stock)」とは英名で、和名は「アラセイトウ」と言います。
人との関わりは古く、古代ギリシャでは薬草として栽培され、利用されていました。
日本には江戸時代初期に渡来し、大正末期には切り花用として栽培されていました。

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スイートピー

<h4 id=Sweet_pea>スイートピー</h4>
 
マメ科
学名:Lathyrus odoratus
用途:鉢植え・露地植え

茎は自立しないで、巻きひげを他のものにからませながら茎が上に伸びます。大きくなる品種は3m程の長さに達します。
茎はやや帯状で平べったく見えます。
葉の付け根から花茎を長く伸ばし、その先端に3~5輪の花を咲かせます。

花はチョウチョが羽ばたいているような姿で、花びらは旗弁・翼弁・竜骨弁の3種で構成されていて、甘い香りを放ちます。
色は紅・ピンク・紫・ブルー・白などがあり、カラフルで幅広い色が揃っていますが、黄色だけありません。

花後、表面に産毛がたくさん生えた豆さやができます。

17世紀末頃にイタリア・シシリー島で発見されイギリスに渡り、その後ヨーロッパ各地で改良が進みました。多種多様な園芸品種が生まれ、現在に至ります。

日本への来歴は不明ですが、19世紀中半にスイートピーが描かれた写生図が残っているので、それ以前には入ってきていたと思われます。
「ジャコウレンリソウ(麝香連理草)」の和名がありますが、この名前で呼ばれることはあまりなく、もっぱら英名のスイートピーで通っています。

開花時期による分類
「春咲き系」「夏咲き系」「冬咲き系」

「矮性系」----つるにならない品種

「春咲き系」「夏咲き系」は家庭園芸でも育てやすく、秋にタネをまいて翌春~初夏に花を楽しみます。
「冬咲き系」はもっぱら温室で栽培されます。
「矮性系」はコンテナや鉢植えにも適しています。

切り花としての需要が高く、宮崎、大分、岡山などが大きな生産地となっています。

野生種(原種)はブルーと赤紫色の花びらで、遠目からでも人目を惹き、芳香も強いのが特長です。

大輪で美しい花色の園芸品種もたくさんあります。

スイトーピーを含むマメ科ラティルス属は世界に約100種が分布し、日本には4種が自生します。毎年花を咲かせる「宿根スイートピー」は同じ属の別種です。

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<h4 id=Prunus>桃</h4>
 
バラ科
学名:Amygdalus persica (= Prunus persica)
用途:鉢植え・露地植え

中国原産の落葉樹で、日本には古い時代に渡来しました。古くから親しまれ、ひな祭りの花として現在でもよく知られています。
果実を食用とする果樹として扱う品種と、花を観賞する花木として扱う品種があります。
花木として扱う品種は、特にハナモモと呼ばれます。目的の違いで分けられていますが、両者に植物学上の違いはほとんどありません。

ハナモモは江戸時代の書物に8品種が紹介されており、この頃に改良がはじまったとされます。
もともとモモは変異の少ない植物で、タネから育ててもあまり変化の大きい個体は出てきません。それが原因なのか、現在見られるハナモモの品種や系統も江戸時代からあまり変わっていないようです。

春に葉っぱを出す前に枝を覆うほどびっしりと咲く姿は見事ですね。
花色はピンク・白・紅などで、5枚の花びらを基本としますが、栽培されている品種はほぼ八重咲きです。

~品種~
【矢口(やぐち)】
鮮やかな桃色で八重咲きです。
切り花向きに広く栽培されており、ハナモモの中でも一番よく見るメジャーな品種です。
枝の太い「太矢口」、枝の細い「太矢口」など。

【源平(げんぺい)】
一本の木から、ピンクと白の花が咲きます。また、1輪の花が白とピンクが交じったしぼり模様になることもあります。
接ぎ木と間違われることがありますが、もとから先分ける性質の木です。八重咲き種です。

【菊桃(きくもも)】
ピンクの八重咲きで先のとがった細長い花びらが特長です。他のハナモモとは毛色の違う花姿なので、モモの品種だとわからない方も多いかもしれません。
庭木としてよく植えられています。

【寒緋桃(かんひとう)】
八重咲きで濃い緋色の鮮やかな花色が際立ちます。

【関白(かんぱく)】
純白の八重咲き品種です。

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菜の花

<h4 id=Brassica>菜の花</h4>
 
アブラナ科
学名:Brassica rapa var. amplexicaulis
用途:鉢植え・露地植え

春を代表する花のひとつで、ナノハナの名前で広く親しまれていますが、アブラナ科アブラナ属の花の総称です。
特にアブラナまたはセイヨウアブラナの別名としても用いられます。

秋にタネをまいて春に花を楽しみ、その後枯れる秋まき一年草として扱います。
花を観賞するほか、野菜として食用にもされます。

【菜花(なばな)】
ナタネ・カブ・ハクサイ・キャベツ・ブロッコリー・カラシナ・ザーサイなどアブラナ科アブラナ属で主として花を食するものをいいます。

※アブラナ属以外のアブラナ科の植物には白や紫の花を咲かせるものがありますが、これを指して「白い菜の花」「ダイコンの菜の花」ということもあります。

日本での生産トップは千葉県です。

茎の上の方で枝分かれして、その先端に黄色い花をまとめて咲かせます。
冬から開花する【早生(早咲き)】から【晩生(遅咲き)】まで、色々な品種が色々あります。

【早生品種】
寒咲きハナナとも呼ばれ
・伏見寒咲き
・黒川寒咲き
などの品種が食用・鑑賞用に広く栽培されています。

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フリージア

 <h4 id=Freesia>フリージア</h4>
アヤメ科
学名:Freesia
用途:鉢植え・露地植え

秋に球根を植えると春に開花する球根植物です。
やや丸みのある可愛らしくてよい香りのする花を咲かせます。
鉢や庭植え、切り花などで楽しみます。
花色はカラフルでよい香りがします。

もともと暖かい地域に育つ植物なので、若干寒さには弱いですが、平地でも露地で冬越しできます。
※葉が傷むことはあります。
霜の心配のない温暖地なら、より早く生長します。

先が尖った剣状の葉を数枚出して、葉の間から花茎を長く伸ばします。

花茎は上の方では水平に伸び、10輪前後の花を穂状に咲かせます。

花色は白・黄色・オレンジ・赤・ピンク・紫などがあります。

初夏には葉が黄色く枯れて、夏の間は球根の状態で休眠します。
球根は網目状の外皮に被われます。

草丈は本来50cm程度ですが、切り花向きに改良された品種では、1m近くまで伸びるものもあります。

南アフリカのケープ地方原産で、10種程度が知られています。
その中でも広く栽培されているのは
【フリージア・レフラクタ】
【フリージア・アームストロンギー】
フリージア・コリムボーサ〔F. corymbosa〕などに由来する品種です。

名前はドイツ人医師フレーゼの名に由来します。
アサギスイセン(浅黄水仙)の別名がありますが一般に使われることはありません。
中国名の『香雪蘭』は特長を捉えたきれいな名前ですね。

【レフラクタ】
代表的な原種で花は黄色です。
変種に純白花の「アルバ」や黄花で一部分がオレンジ色を帯びる「ライヒトリニー」があります。

【アームストロンギー】
花は白で中心部分がオレンジで、縁の部分が紫を帯びたピンクになります。
赤・ピンク・オレンジなど、カラフルな花色の品種は本種が親となっているものが多いです。

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